スポット解説

【スポット解説】KQを持っていてAハイボードが出たらどうすれば良い?

こんにちは。ラスベガス在住ポーカープレイヤー兼ディーラーのRYUです。

 

今日はKQを持っていて、ボードにAハイが出てしまったらどのようなアクションをすれば良いのか、ライブポーカーの観点で、現役のプロポーカープレイヤーが解説します。

 

それではどうぞ!

 

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シチュエーション

BTNのハンドはKQで、対戦相手のBBのハンドは不明です。

 

BTNはオープンレイズを行い、BBがコールしました(=シングルレイズドポット)。

 

フロップで、A76のレインボーが出ました。すると、BBはチェックを行いました。

 

このときBTNの最適なアクションは何でしょうか?

 

結論:搾取できる相手にはベットしろ!

BTNがKQを持っていて、ボードにAハイが出てしまったときにBTNがとるべきアクションは、プレイヤーの性質によって2パターンに分かれます。

 

①相手が搾取できないプレイヤーのとき→チェック

②相手が搾取できるプレイヤーのとき→ベット

 

の2通りです。

 

どのシチュエーションでチェックをすべきなのか、はたまたベットすべきなのかを、ゲーム進行とともに具体的に解説していきます。

 

プリフロップ

今回はプリフロップでBTNがオープンレイズし、BBがコールをするというシングルレイズドポットの状況です。

 

BTNはオープンレイズを行っており、BTNのレンジはAAやAK、67sなど、様々に考えられ、この時点ではBBにはBTNのレンジが予測できません。

 

一方で、BBは3betを行わなかったため、BBのレンジにはAA、KKやAKなどの強いハンドはないとBTNは想像できます(=レンジキャップ)。

 

フロップ

A76レインボーは非常にドライなボードです。

 

Aがあるため、オープンレイズをしたBTNに有利に見えますが・・・

 

実はこのボード、けっこう危険です。

 

なぜなら、BBがポーカーをしっかり理解しているプレイヤーの場合67のようなローカードがコネクトしたボードでは、BBがアグレッシブに立ち回ってくる可能性があります。

 

BBのレンジがキャップされているこの状況では、BBがAを持っている可能性が低く、BTNがAを持っている可能性が相対的に高いです。

 

一見、BTNがCBを打てばBBを簡単に降ろせると思うかもしれません。

 

しかし、ポーカーが上手いプレイヤーなら、BTNがCBを打ってきそうなことは簡単に読み取れます。

 

なので、BBはBTNがCBを打った場合にチェックレイズを返すことで、BTNのAヒットからBBが搾取するバリューに見せかけることができます。

 

仮にAヒットしていたとしても、チェックレイズは非常に強いアクションであり、BBがターン以降も打ち続けた場合、BTNはフォールドを検討せざるを得ません。

 

ですので、こういった搾取しにくいプレイヤーに対してはチェックを選択するのが正しいということになります。

 

今回の場合、BTNはKQを持っているので、Aヒットですらありません。

 

なので、このような搾取しづらいプレイヤーにはベットを打つメリットがありません

 

そのため、チェックという選択が推奨されます。

 

 

しかし、相手が何も当たっていなければフロップで簡単に降りるプレイヤーであれば話は別です。

 

こちらは現状Kハイですが、相手のレンジにもトラッシュハンドは多く存在しているため、必ずベットして降ろしにかかるべきです。

 

いつもは簡単にフォールドする相手にコールされた場合は潔く諦めましょう

 

簡単にフォールドするプレイヤーにベットを繰り返すことで搾取することが可能です。

 

まとめ

まとめると、KQを持っていて、ボードにAハイが出た場合、搾取しやすい相手かそうではないかでアクションを変えましょう。

 

ポイント

・搾取しづらい相手にはチェックを推奨

・搾取しやすい相手にはベットを推奨

 

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