こんにちは。ラスベガス在住ポーカープレイヤー兼ディーラーのRYUです。ラスベガス滞在3ヶ月目にして合計500万円以上の賞金を獲得、優勝した実績があります。
今日はボードテクスチャを紹介します。
この記事のレベル
- 対象 初級者
- 重要度 ★★★★★
ボードテクスチャを理解することで、自分のハンドとボードの絡みから、適切なアクションを行うことができます。
特にウェットボードとドライボードの違いは間違って認識されていることが多いので、詳しく違いを説明していきます。
・どういうコミュニティカードが出れば自分に有利なのかわからない
・即座にボードの種類を判別できない
それではどうぞ!
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ボードテクスチャの概要
ボードテクスチャとは
プリフロップでテーブルに現れる3枚のコミュニティカードの組み合わせによって、ボードの性質が変化します。
このボードの性質をボードテクスチャと呼びます。
コミュニティカードと自分のハンドの組み合わせが、ベットタイミングやベットサイズの指標となります。
ボードの種類は主に4つに分かれます。
①ハイボード
②ローボード
③ウェットボード
④ドライボード
です。
①ハイボードと②ローボードはカードランクの高さを表し、
③ウェットボードと④ドライボードはストレート以上の役のできやすさを表します。
詳しい内容を解説していきます。
レイザーとコーラーの違い
ボードテクスチャを深く理解するため、レイザーとコーラーの違いを理解しておきましょう。
レイザーとは
レイザーとはその名の通り、プリフロップで強気なアクションをしたプレイヤーです。
レイザーの場合、カードランクが高いorペアのカードを持っている可能性が高いです。
つまり、フロップでボードにカードランクが高いものが並べば自身のハンドと絡みが生じ、有利になります。
ところが、フロップでカードランクの低いものが並べば自身のハンドと絡みが生じず、そのあと強気なアクションがとれません。
コーラーとは
コーラーとは、プリフロップで弱気なアクションをしたプレイヤーです。
コーラーの場合、カードランクがやや低めのカードを持っている可能性が高いです。
レイザーの場合とは逆で、フロップでボードにカードランクが高いものが並べば自身のハンドと絡みが生じず、不利になります。
ところが、フロップでカードランクの低いものが並べば自身のハンドと絡みが生じる可能性があり、そのあと強気なアクションをとることができます。
このように、ハンドとボードの絡みから相手が何のカードを持っているのか、
はたまた次はどのようなアクションを打ってくるのかを推測することができるようになります。
ボードテクスチャの種類
ハイボード
フロップ3枚にハイランクのカードが2,3枚入っているボードです。
例えば、「Th Js Qc」や「6h Kh Ah」 など、数字ランクの高いカードが複数入っているボードを指します。
レイザーにとってペアのコンボが生じる可能性が高く有利に、コーラーは不利になります。
ローボード
フロップ2枚が8以下の数字ランクの低いカードで構成されたボードです。
スートに関わらず、「2h3s7d」「2h 4h 9h」 等の出現するカードの数字ランクが低いことを指します。
レイザーにとってノーペアが生じ、コーラーは逆にペアが生じる可能性が高く、有利になることが多いです。
ウェットボード
ストレートやフラッシュなどが完成する可能性が高いボードです。
例えば「5c 6h 7d」「Qc Jc 2c」等の出現するカードが階段になっている場合や、スートが2つ以上重なっている状態を指します。
ちなみに、例で出したウェットボードのカード「QcJc2c」はハイボードにも分類されるので、「ハイボードかつウェットボード」でレイザーに有利になり、コーラーが不利になります。
ドライボード
ストレートやフラッシュなどが完成しにくいボードです。
例えば「2c 7h Kd」「2c Th Ac」等の出現するカードの数字やスートがバラバラの状態を指します。
ドローカードがないため、お互いにワンペアやキッカー同士の戦いになることが多く、より強いカードを持つと想定されるレイザーが有利になります。
その他のボードの種類
ボードテクスチャはシチュエーションにより、さらに分類が細かく分かれていきます。
代表的なボードの種類と出現確率は以下のとおりです。
ペアボード 17%
コネクトボード 8.5%
モノトーンボード 5%
ツートーンボード 55%
レインボーボード 40%
ペアボード(17%)
コミュニティカードでワンペアの役ができているボードを指します。
例えばQcQh7sなどのフロップを指します。
レイザー側はポケットペアなどの強いカードを持っている可能性が高いため、コンティニュエーションベットが打ちやすいボードになります。
数字が繋がっている場合は、ストレートやフルハウスのセットが見えるウェットボードの一因になります。
ドライかウェットの判断基準はストレートかフラッシュが見えるかでしたね。
この判断基準に照らすと、ペアボードはドライボードになる場合もあれば、ウェットボードになる場合もあります。
今回のQcQh7sの場合であれば、ストレートもフラッシュも見えないため、分類としてはドライボードになります。
ドライボードとウェットボードを勘違いしてしまうとアグレッションに影響があるため、正しく違いを理解することが非常に大事です。
コネクトボード(8.5%)
コミュニティカードの数字が階段状に繋がっているボードを指します。
具体的には「4c 5h 6d」「9h Qc Ks」等のことを指します。
ストレートのコンボが非常に多いのでウェットボードの一因になります。
カードがバラバラでストレートが見えない場合はディスコネクテッドボードと呼びます。
モノトーンボード(5%)
コミュニティカードの全てのスートが同一のボードを指します。
フラッシュの可能性が非常に高いのでウェットボードの一因なります。
相手プレイヤーがフラッシュになっている可能性も高いので、こちらが同じスートを1枚も持っていない場合はチェックする頻度が高いのが一般的です。
ツートーンボード(55%)
3枚のコミュニティカードのうち同じスートのカードが2枚あるボードを指します。
フラッシュドローの可能性が生まれるのでウェットボードの一因になります。
ポーカーをプレイする上で最も一般的なボードテクスチャです。
レインボーボード(40%)
コミュニティカードのスートが全て異なっているボードを指します。
ターン、リバーで同一のスートが落ち、相手がスーテッドカードを持っていない限り、フラッシュの可能性が限りなく低い最もドライなボードです。
まとめ
ボードテクスチャは、正しい意思決定を下すための重要な情報源の1つになります。
例えば、相手がブラフする可能性を予想でき、また自分がベットすべきタイミングを把握できるようになります。
ポイント
・ボードテクスチャを理解する前にレイザーとコーラーの関係をまずは理解しよう
・ボードテクスチャは、ストレートもしくはフラッシュを軸にウェットかドライボードを判別する
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