こんにちは。ラスベガス在住ポーカープレイヤー兼ディーラーのRYUです。
今日はポーカー始めたての方向けにテキサス・ホールデムポーカーのルールを紹介します。
この記事のレベル
- 難易度 ★
- 重要度 ★★★★★
ポーカーは19世紀アメリカで発展を遂げたテーブルゲームです。
ところが日本でポーカーが流行りだしたのはこの5年くらいのため、英語の直訳が多く、ルールがわかりづらいのが現状です。
初心者でもわかりやすいように、ラスベガス在住ポーカープレイヤー兼ディーラーの僕がゲームの進行にあわせてポーカーのルールを丁寧に&深く解説していきます。
・ゲーム進行がどんな感じかイメージがつかない
・ゲーム進行に合わせてルールを理解したい
それではどうぞ!
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テキサス・ホールデムとは
ポーカーは大きくフロップ、スタッド、ドローの大きく3種類のゲームに分かれます。
各カテゴリーの中からさらにルールが細分化され、ポーカー自体は全部で数十種類になると言われています。
テキサス・ホールデムはこの3つのうち、フロップポーカーに属し、数あるポーカーの中で最も一般的なポーカーです。
ポーカーの種類についての記事はコチラ
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テキサス・ホールデムポーカーは手札の2枚とテーブルに出すコミュニティカード5枚の合計7枚から、5枚を組み合わせて役の強さを競います。
勝負は
①ゲームの最終ラウンドでショーダウン(手札を公開)して、役の強さが強いプレイヤーが勝利
②他プレイヤーを全員ゲームから下ろして最後の一人となり勝利
のどちらかで勝敗が決し、ゲーム内でプレイヤーたちが賭けたチップが勝者に譲られます。
テキサス・ホールデムポーカーの特徴は、テーブルのうち2名が強制参加費(=ブラインド)を順番に支払うことが特徴です。
このブラインドの存在がゲームを面白くさせる要因です。
ゲームの参加中、順番が回れば必ず強制参加費は支払わなければいけないため、ゲーム内でパスし続けてしまうと自分の持ち金(=スタック)が減り、負けにつながってしまいます。
そのため必ずどこかのタイミングで勝負に出ざるをえない状況を強制的に作られる点がテキサス・ホールデムポーカーの特徴です。
役の強さ
テキサス・ホールデムポーカーは
①ゲームの最終ラウンドでショーダウン(手札を公開)して、役の強さが強いプレイヤーが勝利
②他プレイヤーを全員ゲームから下ろして最後の一人となり勝利
のどちらかで勝敗が決するため、ゲームをする前に、①の役の強さを理解する必要があります。
この章では役の強さを弱い順から順番に解説していきます。しっかり役の強さの順番を覚えていきましょう!
役は5枚のカードから成っており、役を強い順で並べると下のようになります。
9.ハイカード
5枚のカードの中で、いちばん数字の大きいカードで強弱を決めます。
5枚のカードの中に、同じ数字のペアや同じ柄がない状態、階段になっている5つの数字が含まれておらず、役がなにも成立していない状況です。
ハイカード同士で勝負を競う場合、カードの数字で強弱が決まります。
ポーカーにおいて、数字の強さの順番は以下の通りとなります。
A > K > Q > J > 10 > 9 > 8 > 7 > 6 > 5 > 4 > 3 > 2
8.ワンペア
5枚のカードの中でペアの数字が2枚ある状況で強弱を決めます。
ワンペア同士で勝負する場合、ペアとなるカードの数字が大きいプレイヤーの方が強くなります。(例:KK>88)
もし、同じ数字のワンペア同士で勝負することになった場合は、それぞれのプレイヤーの手札2枚のうち、余ったカード(=キッカー)の数字で強弱を決めます。
(例:相手のハンドが7T、こちらのハンドが7Kで、ボードが725JQだとする。どちらも77のワンペアができているため、キッカーの数字が高い7Kが勝利。)
7.ツーペア
5枚のカードの中でペアの数字が2枚×2組ある状況で強弱を決めます。
ワンペア同様、ツーペア同士で勝負する場合、ペアとなるカードの数字が大きいプレイヤーの方が強くなります。(例:88、TT>88、KK)
もし、同じ数字のツーペア同士で競うことになった場合は、ワンペアと同じようにそれぞれのプレイヤーの手札2枚のうち、余ったカード(=キッカー)の数字で強弱を決めます。
6.スリーカード
5枚のカードの中で同じ数字が3枚ある状況で強弱を決めます。
スリーカード同士で勝負する場合、より強い数字を持っているプレイヤーの方が強くなります。
5.ストレート
柄は関係なく、階段となる数字のカードを5枚揃えます。
ちなみに、Aを挟んでKと2をまたぐことはできず、例えば「T・Q・K・A・2」といった階段は認められません。
ストレート同士で勝負する場合は、より強い数字で揃えている方が強くなります。
(例:9TJQK>789TJ)
Aのみ特殊で、状況により強さが変化します。最も強いストレートはA ・K・Q・J・10、最も弱いストレートは 5・4・3・2・Aになります。
ストレートが完成しているとき、他プレイヤーもストレートが完成している可能性が高いため慎重に戦いましょう。
4.フラッシュ
5枚すべてが同じ柄になる状況です。数字は関係ありません。フラッシュ同士で勝負する場合は、強い数字が含まれているプレイヤーのほうが強いです。
3.フルハウス
スリーカードとワンペアの組み合わせです。フルハウス同士で勝負する場合は、スリーカードの数字の強さで決まります。ワンペアの数字は関係ありません。
2.フォーカード
同じ数字のカード4枚が揃った状況です。揃えた数字の強いほうが勝ちとなります。
1.ストレートフラッシュ
連続する5枚の数字のカードを、同一の柄で揃った状態です。前出のストレートとフラッシュを合わせた手役となります。これまで同様、数字の強いカードの組み合わせの方が強くなります。ストレート・フラッシュの中でいちばん数字が強い組み合わせをロイヤルストレート・フラッシュと呼びます。
ゲームの流れ
ポーカーのゲーム進行の方法を紹介します。
ポーカーは1ゲームの中で全部で4ラウンドあり、4回ベットするチャンスがあります。
具体的な進行を各ラウンドごとに細かく説明します。
プリフロップ
第1ラウンド
①ハンド
配られる2枚の手札のこと。開始時に配られることからスターティングハンドとも言う。
②スタック
自身の手持ち資金のこと。
③SB(スモールブラインド)
強制参加費0.5BBを支払うポジションのこと。
④BB(ビッグブラインド)
強制参加費1.0BBを支払うポジションのこと。またBBはそのゲームの最低参加費を表している。
⑤BTN(ボタン)
ボタンとは、フロップ以降に一番最後にアクションができる一番有利なポジションのこと。
ボタンには、Dealer Buttonと書かれたチップが目印として置かれる。プリフロップではSB、BBが最後にアクションするため最後から3番目のアクションとなる。
ポジションについて、詳しくはコチラの記事を参考にしてください。
第1ラウンド(プリフロップ)のアクション用語
①フォールド
勝ち目が無いと判断し降参すること。
②コール
そのラウンドで、前の人の賭け金と同額を賭けてゲームに参加すること。
また、プリフロップでBBの強制参加費と同額を賭けてゲームに参加することをリンプインと呼ぶ。
③レイズ
そのラウンドで、前の人の掛け金より多い額を賭けてゲームに参加する人。
ポストフロップ
第2ラウンド(フロップ)
①コミュニティカード
場に出ているカードのこと。
②チェック
そのラウンドで、前にチップを賭けた人がいない時に、様子見をするためスキップすること。
③ベット
そのラウンドで、前にチップを賭けた人がいない時に、掛け金を出すこと。
ポットベット…ポットと同額のチップをベットすること。
ハーフポットベット…ポットの半額のチップをベットすること。
④オールイン
自身の持っているチップを全てテーブルに賭けること。
⑤ブラフ
自身のハンドが強いと嘘の主張をするベットのこと。
第3ラウンド(ターン)
①ターン
3ラウンド目に開かれる、4枚目のカードのこと。
第4ラウンド(リバー)
①リバー
4ラウンド目に開かれる、5枚目のカードのこと。
②ヘッズアップ
1対1の戦いとなること。
第5ラウンド(ショーダウン)
①ショーダウン
ここではチップを賭けることはなく、残っているプレイヤー同士でカードを見せあい、勝負の決着をつけること。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ポーカーは英語の用語が多く、わかりづらいことが多々ありますが、ゲーム進行とあわせて頻繁に使われる用語をまずは覚えていきましょう!
ポイント
・ポーカーは1ゲーム5ラウンドで進行していく。
・ゲームは大きくプリフロップと、ポストフロップの2場面に分かれる。
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