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【ラスベガス在住プレイヤーが教える】トナメで勝ち上がれ!スタックサイズの計算とM値の考え方

こんにちは。ラスベガス在住ポーカープレイヤー兼ディーラーのRYUです。ラスベガス滞在3ヶ月目にして合計500万円以上の賞金を獲得、優勝した実績があります。

 

今日はトナメで勝ち上がるためにマストで覚えておきたいスタックサイズとM値の考え方を紹介します。

 

トーナメントでは、時間の経過とともにブラインドがあがっていきます。

 

自分の持っているチップ量を正確に理解していないとブラインドでスタックが削られ、いつのまにか飛んでいたということも珍しくありません。

 

※著作権はポーカートレーニングジムに帰属しています。無断転載・コピーはお控えください。

この記事の内容

  • 対象  中級者
  • 重要度 ★★★★★
  • 読む時間 5分

スタックサイズの考え方と特にトーナメントで用いられるM値の考えをきちんと理解して、トーナメントで上位入賞を狙いましょう。

 

こんな人におすすめです!

・トーナメントで上位入賞したい

・いつのまにかスタックが減ってしまっている

・どのくらいのスタックサイズのときにどのようなアクションをすればよいかわからない

 

それではどうぞ!

 

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スタックサイズとは

ポーカーでは、1ゲーム終わるごとにポジションが交代で回っていきます。

 

特にスモールブラインドとビッグブラインドの番になると、強制参加費を払わなければなりません。

 

強制参加費を払い続けたとき、自分の手持ち資金でゲームを何周することができるか、何回ゲームに参加できるチャンスがあるのか計算することが大事になります。

 

そこで用いられる概念がスタックサイズです。

 

スタックサイズとは、プレイヤーのチップ量を指し、自分の持っているチップ量÷強制参加費から求められます。

 

スタックサイズは基本的に2通りの方法で計算されます。

それぞれ解説していきます。

 

BB方式

主にリングゲームで用いられるスタックサイズの計算方法です。

 

自分の手持ち金額÷ビッグブラインド

 

で求められます。

 

例えば、自分のスタックが100ドルで、SBのブラインド2ドル、BBのブラインドが4ドルだとします。

 

このときのスタックサイズは

100÷4=25

です。単位はBBを使い、25BBと呼びます。

 

最低ベット額であるBBを25回払えるという考え方です。

 

M値方式

トーナメントで用いられるスタックサイズの計算方法です。

 

自分の手持ち金額÷(スモールブラインド+ビッグブラインド+アンティ)

 

で求められます。

 

例えば、自分のスタックが100ドルで、SBのブラインド2ドル、BBのブラインドが4ドル、アンティが4ドルだとします。

 

このときのスタックサイズは

100÷(2+4+4)=10

です。単位はMを使い、M値10と呼びます。

 

ビッグブラインドのポジションを基準にして、ゲームを10周できるという考えを表しています。

 

トーナメントにおけるM値の重要性

M値という言葉は聞き慣れないかもしれませんが、海外のプロプレイヤーたちがマストで理解している概念です。

 

M値の概念は大きく3つの理由から重要になります。それぞれ詳しく説明していきます。

 

選択すべきアクションの判断軸になる

M値を理解していると、どのようなタイミングで、どのようなアクションが行えるのか判断することができます。

 

例えばM値が6以下であれば、スタックがかなり減っている状態なので、オールインorフォールドの2択しかほぼ検討できません。

 

しかし M値が10以上であれば、レイズして相手から強く打たれた場合はフォールドを検討して次の戦いに備えることができるなど、M値が6以下のときよりもアクションに幅をもたせることができます。

 

ちなみにオールインする場合は、M値、自分の後ろにいるプレイヤー人数、自分の持っているハンドの強さの3つを正確に把握した上で行います。

 

この考えをパワーナンバーと呼びます。トーナメントで戦うためには必須で覚えておきたい概念です。

 

パワーナンバーの詳しい解説はコチラ

 

ハンドセレクションに直結

M値が高ければ高いほど、スタックが減っているときには難しい78sのスーテッドコネクターや55以下などのローポケでもゲームに参加することを検討できます。

 

M値からハンドセレクションの判断が可能になります。

 

プレイヤーのアクションを予測できる

相手のM値が低いとき、相手がオールインを行ってくる可能性が高いと判断することができ、相手のオールインに耐えられるほどのスタックサイズ、ハンドを自分が持っているのか考えることができます。

 

反対に、相手のM値が高ければ相手が投機ハンドでプレイしていると予測することができます。

 

M値を基に相手がどのようなレンジで戦っているのかが分かれば、対策を立てることが可能になります。

 

詳しいM値とスタックサイズの関係、トーナメント戦略はポーカーマスターコースで解説しています。興味のある方はぜひ初回無料レッスンに参加してみてください。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。スタックサイズ、M値を理解することは、トーナメントで立ち回るために必須の考え方です。

まずはトーナメントで正確にM値を算出できるようになりましょう。

 

ポイント

・スタックサイズとは強制参加費を払ってゲームを何周できるかの考え

・スタックサイズの考え方にはBB方式とM値方式の2つがある

・M値によってハンドセレクション、アグレッションが決定される

 

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